結婚するべきかどうか悩んでいる人に向けて、「あなたが結婚するべき5つの理由」を紹介します。
やや極端な考え方に思えるかもしれませんが、ぜひ読んでみてください。
1.「結婚」や「離婚」をそれほど重く考える必要はない
現代人は、結婚や離婚を重く考えすぎです。
もちろん、「本当にこの人でいいのか?」「今はいいけど、数年後には愛情が無くなってしまうのではないか」と不安になるのは、当たり前です。
日本では夫婦の3組に1組、アメリカでは2組に1組が離婚するような世の中です。
「せっかく結婚しても、けっきょくは離婚してしまうのではないか?」と思うのも無理はありません。
しかし、逆に考えましょう。そもそも離婚ってまったく大したものじゃありません。みんなもっと気軽に結婚したり離婚したりすればいいのです。
「失敗すること」を許容できない集団は必ず衰退します。「離婚した人はダメ」みたいなことを言いたがる人たちは、どうせ不満ばっかりの不幸な人生を終えるので、まったく気にしなくて大丈夫です。
将来、ずっと独身だった人と、一度結婚して離婚した人とでは、「結婚した」という経験のある人のほうが、後で後悔に悩まされる確率は低いでしょう。
もし結婚できそうなら、そんなに重く考えず気軽に結婚すればいいし、もしうまく行かなかったなら、それならそれで勉強になったとポジティブにとらえればいいのです。
2.今のこのご時世、子供を産んだ人は無条件に偉い!
今の日本は少子化です。
子供が産まれなければ、文化が未来に引き継がれず、世代間格差が増大し続け、国が滅んでしまいます。日本が抱える最も大きな問題は少子化なのです。
この少子高齢化のご時世に子供を産んだ人は、「無条件に偉い!」です!
子供に十分な教育を受けさせてあげられないのではないか、といった心配はナンセンスです。純粋に子供を産む人が減って困っているんだから、産んだほうが偉いしスゴいに決まっています。
今の世の中はクレイジーなので、少子化で困っているのに子供を産もうとする夫婦のハードルを過剰に高くして批判する人たちが存在します。ただ、後世から振り返れば、「やっぱりあの時代に子供産んだ人は偉かったね」となるでしょう。
この時代において、最も責任感の無い人間は、インターネットなどで親の責任を過剰に強調する人たちです。次の世代を作ろうとする親の選択を踏みとどまらせているのだから、間接的な人殺しとも言えます。
今は、誰もが情報を発信できるようになった世の中で、社会の過度期にあたるので、あらゆることが批判の対象になります。その発言の結果に対して何の責任を取ろうともしない人たちが、むやみやたらに誰かを非難しているのです。
そういう邪悪な存在に負けてはいけません。ちょっとでも子供が欲しいと思ったら産む選択をするべきだし、「子供に十分な環境を与えてあげられないのではないか」と不安に思う必要もありません。
3.早いほど結婚も出産も楽!
なるべく早いほど結婚や出産は楽です。
というより、人間は加齢で魅力が落ちるようになっているので、20代の若い内に結婚できる人が、自分にとってのもっとも良いパートナーです。
20代で結婚を見送ったからと言って、30代、40代になったときに当時よりも良い相手と結ばれる確率は極端に低いと言えるでしょう。
20代で結婚して、もし結婚生活がうまく行かなくても、離婚してまた30代で結婚すればいいのです。
みんなが「失敗」を過剰に怖がりますが、20代で結婚して離婚しても、やろうと思えばすぐに再婚することが可能です。すでに結婚した経験を活かせば、2度目は成功しやすくなっているでしょう。
一方で、20代で結婚を見送ってしまい、30代、40代になって結婚をしようと思っても、経験が無いし魅力も下がってるしで、かなり苦しい状況に追いやられます。
出産や子育てに関しても、早く産むほうが健康な子供が産まれる確率が高いし、若くて体力があるときのほうが子育ても楽です。
人間は歳をとってしまうので、「何もしない」ままでいれば自動的に失敗になってしまいます。それなら、できるタイミングのときに、早めに結婚してしまったほうがいいのです。
4.孤立は恐ろしい
人間にとって最も重要なのは、自分以外の誰かと一緒に生活していく能力です。
誰だって、自分以外の人と一緒にいるとストレスが溜まります。「ずっと一人でいる」というのは楽なのです。
しかし、「楽であること」イコール「幸福」ではありません。むしろ人間は、楽な生活をずっとしていると不幸になるのです。
ストレスをまったく感じない人の幸福度が低いことは、社会心理学研究の調査でも明らかになっています。
人間関係は、ストレスフルなことが多いですが、そのストレスを支払うだけの価値があります。
そして、最も強固な人間関係は「家族」です。
若い頃は、「今の友達とずっとやっていけたらそれで幸せだ」なんて考え方をしてしまうかもしれませんが、40代、50代になればどうなるかはわかりません。
「強制力」の働かない人間関係なんて簡単に風化してしまうし、どれだけ仲が良くても友達は家族の代わりにはなりません。
「大切な人がいる」という実感は、自分の人生を支えてくれます。人間は生物としてそう感じるようにできているのです。
今は、コンビニエンスストアなど、個人向けのサービスが大盛況ですが、それにどっぷり浸かってしまうのは、長期的には非常に危険です。
現代は、餓死したり病死することのリスクは低いのですが、そのぶん「孤立」という非常に大きなリスクが私たちの目の前に迫っています。
若い内はわからないかもしれませんが、本当の孤独は、やり直しのきかない、希望を持てない年齢になってからやってくるのです。
5.「結婚」ほど強固な制度は他に存在しない
「自分の孤独を紛らわすためだけに結婚相手を探すなんて……」と思ってしまいませんか?
結婚なんて、お互いの同意さえあれば、どれだけ利己的な感情でやってもいいのです。純粋に相手のスペックや条件だけを見て結婚するのも普通にアリです。
「親を喜ばせたい」「孫の顔を見せてあげたい」という気持ちで結婚するのも全然OKです。
そもそも、「結婚」とは「するべきもの」なのです。
今の人は、「お互いに好きになって、その延長に結婚があるだけ」とか「大好きな人同士で結婚するべき」と思っているらしいですが、これはとても歪んだ考え方です。
「恋愛結婚」は、ごく短期的に流行った価値観であり、結果だけを見るなら、少子化をもたらして国を衰退させた最悪な思想です。
「恋愛」なんて感情が存在するずっと前から、人類は「結婚」によって社会を繁栄させてきました。
生物としては「結婚」と「出産」が必ずしも結びつく必要はないにもかかわらず、現在まで生き残っている人類の共同体は、そのすべてが「結婚」という制度を採用しています。これは驚くべきことです!
あらゆる宗教やイデオロギーが移り変わっていくなかで、「結婚」は、すべての共同体において有用であり続けてきた手堅い制度です。
「結婚」は、おそらく、私たちが認識できないにしても、非常に奥深い人類の知恵が込められています。
今流行しているリベラルな価値観は、「結婚なんてしなくても幸せになれるよ」と私たちに囁きますが、その考え方を採用した国は少子化が進み没落しつつあります。これからリベラルな考え方は、大きな反発に合うことは明確です。
何を信じるかは個人の自由ですが、「結婚」ほど人類にとって強固な制度はありません。
よっぽど自分の信念に確信を持っていない限りは、とりあえず結婚しておくのが安全な選択でしょう。
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