この記事は、「婚活してるけど、いい人が見つからない!」という女性に向けて書いています。
「婚活」って、本当に難しいですよね。
結婚は、人生において最も重い決断の一つです。
なにせ、「一生添い遂げるパートナー」を決めるわけですから。
「そんなの見つかるわけない!」というのが、多くの人の正直なホンネなのではないでしょうか?
どうしても「いい人がいない!」と思ってしまう
結婚相談所、婚活サービス、マッチングアプリ、街コンなど、色々な出会いの場に参加しても、あんまりパッとしない。
「この人がいい!」と思える男性に出会えない。
年収や職業などの条件が良くても、どこかで「なんか違うな……」と思ってしまう。
「自分の理想が高すぎるのだろうか。でも……」と悩んでしまう。
一方で、自分の年齢はどんどん上がっていくし、「誰からも選んでもらえなくなるのではないか」という不安も踏まれてくる。
あるあるです。多くの方が、同じような気持ちを経験したと思います。
理想の高すぎる女性を叩く風潮

インターネットで横行している、「理想の高い女性叩き」を見たことがありますか?
別に見る必要はまったくないのですが、ネットでは、よく「理想が高すぎて結婚できない女」の典型のような人がとりあげられ、揶揄され、馬鹿にされています。
一般的に、女性は若い内は価値があり、男性を選べる立場なのですが、年齢を重ねるうちにそうではなくなっていきます。
もう選べる立場ではないのに、選べる立場だった時の目の厳しさだけは変わらない女性……そのような「勘違い女」が、取り上げられ、笑われるのです。
勘違い女は実際にはそんなにいない
実際のところ、30代後半で容姿レベルも落ちているのに、「年収600万以上を希望」みたいな馬鹿な女は、そんなにはいません。
多くの女性は、年齢と共に自分の価値が落ちることなど、男以上に切実に知っているし、その難しさ、辛さを噛み締めながら生きています。
そして、「そんなに基準を高くしてはいけない」「むしろ誰でもいい!」と思いながら婚活しているのです。
それでも決められない!

「高望みしてはいけない」と思ってはいます。
それでも、現実の婚活の場に出てみると、「私にはもっと良い人がいるのではないか」と思ってしまうのも事実。
「この人でいいのか?」という不安は、消えることがありません。
理想を落とすのではなく考え方を変える
「理想が高すぎるから、もっと落とさなければならない」……これは正しいようで違います。
ここで問題なのは、自分の中に作られた基準で「アリ」か「ナシ」かを判断していること、です。
自分の中に基準をつくると、それが高いものか低いものかに関わらず、実態と乖離していきます。
つまり、何らかの基準を自分の中に設定して、目の前にいる男の人を「アリ」か「ナシ」かで判断する……といったマインドに問題があるのです。
もちろん、運が良ければ「アリ!」な男性が目の前に現れることもあるのですが、ずっと婚活していてそうならない場合、考え方を改め、「現実を見る」必要があります。
「現実を見る」ための具体的な方法

現実を見るための具体的な方法ですが、簡単です。
自分が付き合えそうな人の中から、「一番良いと思える人」を選ぶのです。
つまり、3人いたら、その中から1人だけ最も良いと思える人を選びます。
自分の中にある基準で「アリ」か「ナシ」かを考えると、その基準が、どんどん現実から離れていきます。
そして、現実の人間と現実でない概念を比較して、非現実を選択してしまいます。
目の前にいる現実の人たちの中から、誰が一番自分にとってステキな人かを考えること、それが文字通り「現実を見る」ということです。
現実と向き合えば様々なものが見えてくる
普段から接している、漫画や映画やドラマなどの「恋愛」は、作られた理想です。
そこで作られたレンズを通して世界を見ると、何も美しく見えなくなってしまいます。
まずは、ちゃんと自分の目で、現実を見ようとすることです。
人間には、近くにいる人の美質を見抜く力が、本来は備わっています。
昔は、下手したら自分以外の人に決められた、「1人のうちの1人と結婚」していたのですが、それでも、多くの夫婦はお互いになんとかやっていたのですね。
今は、3人のうち1人とは言わず、10人のうち1人でもいいです。
ただし、「現実ではない作られた基準」に振り回されるのは止めましょう。
現実にそぐわない架空の基準で、相手を「アリ」か「ナシ」か判断してはいけません。
近くにいる現実の人の中から、「自分は誰が好きなんだろう?」と考えてみることから、あなた自身の本当の恋が始まるのです。
もちろん、婚活するにあたっては、相手の職業や年収も考慮に入れる必要があるでしょう。
しかし、それ以外の、その人自身の美質を見つけ出す努力ができれば、その後の結婚生活も、より充実したものになると思います。
「自分はこの人が好きなんだ!」というポジティブな気持ちを忘れてはいけません。
結婚したいと思っているすべての女性が、幸せな結婚ができるよう祈っています。
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