「ナンパ」は、公共の場で面識のない異性を遊びに誘う行為です。
外国ではバーやクラブで声をかけるのがメジャーですが、日本にはそのような文化が根付いておらず、通常「ナンパ」と言えば路上で声をかける「ストリートナンパ」のことを言います。
ナンパは迷惑行為なので、女性からはものすごく嫌われます。ほとんどの男性も、道端で知らない女性にナンパをするなんてことは正気の沙汰ではないと思っています。(一部の男性がたくさんナンパをするので、ナンパされたことのある女性はたくさんいますが、実際にナンパをしている男性はごく少数派です。)
それでは、なぜナンパをする人がいるのでしょうか? そして、なぜナンパは成功するのでしょうか? 今回はそれを詳しく解説していきます。
なぜナンパをする人がいるのか
ナンパをする男性の目的は、「セックスすること」です。
男性はたくさんの女性と体だけの関係を持ちたいと思っているので、そのための方法の一つとしてナンパがあります。
通常の場合、男性は女性との出会いの場を確保するために、かなりのお金や労力を使っています。一方で、路上でナンパするのは無料であり、理論上は無制限の出会いの機会です。
嫌われ、迷惑がられ、通報されたり晒されるリスクが大きい代わりに、たくさんのキッカケを無理やりゲットするという荒業が「ナンパ」です。
まっとうな感性を持った人は、女性に無視され軽蔑され続けることで心が折れますが、それを乗り越えて声をかけ続けることができれば、リターンを得られることがあります。
- 成功率が極端に低い
- 迷惑行為であり下手したら犯罪
- 通報されたり動画を晒されるリスクがある
- メンタルが破壊される
などのデメリットがある一方で
- 出会いの機会が無制限
- 精神的に強くなれる
- 実力が磨かれていく
- 一発逆転がある
というメリットがあります。
リスクとデメリットが大きい一方で、メリットも十分にあるので、女性からしたら迷惑な話かもしれませんが、ナンパに精を出す男が後を絶たないのです。
ナンパが成功する理由
ナンパが成功する理由としては
- 「トライ&エラー」を繰り返して成長することができる
- 仮に成功率0.1%でもいいので成功条件が実は緩い
が挙げられます。
「トライ&エラー」をして「PDCAサイクル」を回せば、大抵のことは上達します。ナンパもその例外ではありません。
ナンパは一回の「トライ」の間隔が非常に短く、高速でPDCAサイクルが回るので、真摯に取り組めばかなり成長がしやすいやり方です。
ほとんどの自己啓発やビジネス書に書いてあることを一言でまとめると、「とにかく行動してPDCAサイクルを回せ」ということになります。
人間は「トライ&エラー」で成長していく生物なので、行動をして、成功か失敗かを振り返ってそれを次の行動に活かせば、どんどん成長していくのです。
ナンパは、「恋愛」や「男女関係」というルールが定まらない複雑なものを、「セックスできれば成功」というシンプルなルールに要約して、得点を最大化する技術を磨いていくものだと言えます。女性からは嫌われる考え方ですが、男性からすればとてもしっくり来るわかりやすい世界です。
もちろん、恋愛に不自由しないまともな女性であるほど、ナンパには引っかかりません。
ただ、そもそも万人に好かれる必要はまったく無いのです。ナンパのような「失敗を前提とした」作業の場合、1000人に声をかけて、そのうち1人でも自分のことを言いと思ってくれれば、それで成功です。
999人に嫌われても1人をベッドまで持ち込めれればいいので、実は「誰でも成功する」と言えるくらい簡単です。0.1%の成功率でもいいので、ブサメンでも低スペックでも、ナンパは成功します。行動力さえあれば「成功」のハードルはとても低いのです。
一番大事なのは、成功するまで1000人に声をかける精神力の強さです。
ナンパは自己啓発ビジネスになりやすい
ナンパをやるには、とにかく「行動」に起こす勇気が必要で、それさえあればとりあえずセックスはできます。
- 始めることに勇気が必要
- 成長する余地がある
- 行動に対しての大きなリターンがある
という性質から、自己啓発としての「ナンパビジネス」が流行する傾向があるようです。
無視されて傷つくことを前提に、全く知らない女性に話しかけることそれ自体が、今までとは違う人間になるためのトレーニングというわけです。
そのため、もともとは金銭のやりとりなど介在しなかった「ナンパ」は、自己啓発ビジネスと結びつき、それで儲ける人が多くなりました。
悪徳なナンパビジネスが流行していて、現在、それがナンパという文化の衰退にも繋がっています。
ナンパブログなどの末尾に載っているナンパ系の商材には注意が必要
「自分もナンパをやってみたい!」と思いながらこの記事を読んでいる方は注意が必要です。
ナンパをした成果や、ナンパのやり方、技術論や精神論を載せたナンパブログは、読んでみれば役に立つ情報が書いてあることもあります。しかし、「教材」や「講習」といった、何かしら金銭のやり取りを要求するようなリンクを載せているブログやサイトには注意しましょう。
現状のナンパは、「ナンパをやってみたい人にお金を出させるビジネス」になっているのです。
これに関しては、「お金儲けが簡単にできる」と謳うビジネス広告と同じようなものと考えたほうがいいです。
「○○を買えば簡単にお金が稼げる」が、「このナンパ教材を買えば簡単に美女とやれる」になっているのです。
当然ですが、お金を稼ぐのも異性を獲得するのも、誰でも簡単にできる魔法のような方法はありません。
「行動力」さえあればセックスができると言っても、実際にそこまで行動できるのはほんのひと握りです。向いていない人がナンパで頑張るよりも、別の方法で彼女を作ろうとしたほうがずっと楽です。
「ナンパ師」たちによる「ナンパコミュニティ」の意味
「ナンパクラスタ(ナンパ師)」を自ら名乗るような人たちが世の中には存在し、ナンパの方法論などについて議論を交わしたりしています。
また、彼らは独特の略称を使いたがります。
例えば、声をかけた女性と即日セックスすることを「即」と略します。
特に意味はないのですが、他からは一見わからないワードを使って団結感のようなものを高めているのです。
彼らは、「ナンパこそが最強の方法だ」という宗教的な観念を抱いていますが、それなりに合理的な理由があります。
ナンパにとって最も重要なのは「行動」なので、「ナンパこそが出会いにて最強!」「ナンパやってる俺はめっちゃ得してる!」と自分をあえて盲目的にすることで、行動力を底上げしているのです。
つまり、「ナンパが最強」という宗教的な観念で感覚を麻痺させることで、実際にナンパが成功しやすくなる、ということです。(大声を出す
これはこれで合理的なのですが、実際にはナンパはそれほど優れた方法であるとは限りません。
また、前提として、ナンパという行為にそこまでポジティブに情熱を傾けるのはおすすめできません。
ナンパは下手をしたら犯罪とも捉えられかねない迷惑行為ですので、自分を変えたいという情熱がある人は、もっと別の対象に力を注ぐべきでしょう。
ナンパで成功するための条件は?
ナンパで成功するための条件は
- 行動力
- 見た目
- トーク力
の順番です。
一番大事なのはもちろん「行動力」です。どんなイケメンであっても、ナンパをやらなければナンパは成功しません。当たり前ですが。
もちろん、見た目も非常に重要です。見た目が悪ければ無視される確率がグンと上がります。
当然ながらトーク力も必須です。
ナンパをするときの第一声は
「路上でナンパをするとき、なんて声をかけているのか?」「何の接点もないところから仲良くなるやつはどんなやりとりをしているんだろう」と気になる人が多いようです。
ただ、実は「魔法のワード」のようなものはありません。言葉自体はわりと何でもいいのです。
「ねえ」でも、「すみません」でも、「久しぶり」でも、「そのカバンどこで買ったの?」でも構いません。
外国人に言葉が通じない場合でも、身振り手振りで意思疎通ができます。
対面コミュニケーションは、声のトーンや入りの雰囲気など、言葉の文字面以外の情報のほうがずっと重要だと、実際にナンパをやってみればわかります。
ナンパをしていて言葉に詰まってしまうことが不安なら、想定されるセリフを描きだして暗記しておく、というのもいいですが、「何を言うか」はほとんど関係ありません。
「芥川賞作家が考えた最強のナンパワード」みたいなものをもらっても、成功しない人はまったく成功しないでしょう。
路上ナンパをしている人は本当にいい女をゲットしているのか?
基本的に、ナンパコミュニティにいる人は、美女をゲットできれば仲間からの称賛を得られるので、獲得した女性のレベルを非常に高く言う傾向があります。(ナンパビジネスをやっている人は言わずもがなです。)
ぶっちゃけたことを言うと、路上ナンパではあまりレベルの高い女性をゲットできません。
まず、普通の女性は、ナンパ師がたくさんいるような繁華街を一人で暇そうに歩いたりしません。そして、たくさんの男性からアプローチされているまともな女性ほどナンパを断ります。そんな中、「たくさん声をかけて引っかかった一人」が「いい女」である確率は、すこぶる低いと言わざるを得ないのです。
1000人切りを達成した凄腕のナンパ師が、吉岡里帆や新垣結衣のような最高ランクの女性と付き合えるかといったら、当然ながらそんなことはありません。
「ナンパ」という形式を突き詰めてもハイクラスの女性をゲットできない理由
「断られるの前提で数を打つ」というのがナンパの方法論です。つまり「たくさんの失敗とひと握りの成功」が結果となります。
数を稼ぐという以上は、全員レベルの高い女性とは言えず、その中でもナンパという行為に反応してくれた人だけとなると、さらに平均レベルが落ちます。
ようは、方法論的に「ナンパ」でゲットできるのはそれほどレベルが高くない女性なのです。
もちろん、それでも長い期間をかければ美女がラッキーで回ってくるかもしれません。しかし、それがかけた労力に見合うかは疑問です。
上位70%くらいの女性100人と一夜限りのセックスしたいのであればナンパは最適な方法ですが、上位1%の彼女を求めてナンパをするのは方法を間違えています。
ナンパの経験は仕事などの役に立つか?
「ナンパは自分に自信をつけてくれるので、それは今後を生きていく上でも役に立つ」、「ナンパができる男は仕事もできる」という自己啓発系の文言がよく見られます。
ナンパは「飛び込み営業」と同種のスキルなので、その手の「たくさんの失敗と、多くの人間を不快にさせることを前提に、数%の成果を勝ち取る仕事」においてはシナジーがあります。
だからと言って、「ナンパ」はそこまで汎用的なスキルではありませんし、そもそも大多数の男性は路上ナンパなんてしません。
ナンパは自己啓発とセットになりがちですが、別にナンパという方法を極めてもナンパが上手くなるだけで、ナンパ経験が活かせる仕事はそんなに多くはないのです。
失敗前提で数を打つのは汎用的なスキルではない
ナンパが上手になっても、グレーな飛び込み営業などの一部の仕事を除き、他の仕事とシナジーはほぼありません。
というより、「数を打ってたくさんの人に嫌な思いをさせて一部の情弱にヒットすればいい」というのは、むしろ反社会的なメンタリティを育むので、マイナスの影響があるかもしれません。
ナンパで、たしかに度胸やメンタルは鍛えられますが、それはそこまで汎用的なスキルではないのです。
多くの重要な仕事は、雑にはできない人間関係のもとに行われます。
仕事の成果を上げたいのであれば仕事を頑張るのが一番の近道ですよ!
ナンパはあくまでも特殊なスキルであるという自覚が必要
ナンパは行動すればするほど上達し、ナンパスキルが身につきます。
しかしそれは仕事や日常に活かせる汎用性の高いものではなく、あくまで「失敗前提で接点のない女性と関係をつくる」という特殊なスキルであることに注意が必要です。
ナンパで「トライ&エラー」を繰り返せば、数を打つスキルと短期決戦のスキルは身につきますが、長期的に、周囲との関係を調停しながらやっていく恋愛や仕事のスキルは低下していきます。
世の中には「誠実ナンパ(真面目な恋愛目的でナンパすること)」というヤバいワードがあるのですが、基本的にナンパはチャラくて不真面目な人が軽蔑されながらやる行動です。
「誠実さとナンパのメリットを両立させればいい」というのは童貞か詐欺師の発想であり、冨樫義博の漫画作品『HUNTERXHUNTER』で言えば、例えば変化形の人が操作系の能力を鍛えるなど、自分と真逆の系統の念能力を修めようとするようなものです。
誠実にナンパするくらいなら、マッチングアプリなど、もっとまともな彼女の探し方がいくらでもあります。
効率が悪くリスクが高いものの、一発逆転のロマンがあるのがナンパ
ナンパは魔法の方法ではなく、効率が良いわけでもありません。後述しますが、ナンパをやることのリスクはどんどん高まりつつあります。
しかし、ナンパの最大のメリットは「一発逆転のロマンがあること」だと言えるでしょう。
女性にしても、その時々で精神状態が違います。普段はナンパに引っかからないようなような人でも、タイミングによってはOKしてくれる場合がなきにしもあらずなのです!
また、ナンパは「スペックや階層の壁」を突破することができます。
基本的に人は同じ社会階層同士でつるみ、「出会い」の時点で同格の男女が揃います。低学歴・低年収・ブサイクといったスペックの低い人間は、美女と出会いの機会を確保すること自体が非常に難しいのです。
しかし、路上で話しかけるナンパには、壁は存在しません。よって、わずかとは言え、大逆転のチャンスがあるのです。
このような逆転のチャンスが0ではないからこそ、ナンパは悪徳ビジネスと結びつきやすくもあるのですが、事実は事実です。
10年くらい努力してナンパを続けていれば、自分の人生では本来あり得なかったような美女をゲットできる可能性すらあります。日本では結婚できる人は1人だけなので、星の数ほど無残に失敗しても、たった1回の大当たりをモノにできれば大成功でしょう!
ナンパのリスクと注意点
路上や店内で公然とやるナンパは、今はとてもリスクが高くなっています。周囲の人からめちゃくちゃ嫌われる行為です。迷惑をかけることを前提とした方法なので、嫌われるのは当然でしょう。
大半の女性はナンパを迷惑に感じていて、基本的にイケメンであっても、ナンパに引っかかるのは自分のプライドを傷つけることだと考えています。
ナンパについていくことは女性にとって恥ずべきことで、常識的な感性を持ってい女性ほどナンパを嫌がります。そもそも、ナンパ師が声掛けをしているような繁華街を一人でうろつくようなこと自体を、普通の女性はあまりやりません。暇そうに渋谷や池袋などの繁華街を歩いているのは、ナンパに寛容な一部の層だと言えます。
道端で声をかけること自体が犯罪行為とは言えませんが、「路上ナンパを禁止行為にして規制してくれ」という声は男女ともに多いです。
ナンパをやるときは、嫌われるものであることを自覚して、絶対にトラブルを起こさないようにする必要があります。もし何かで警察沙汰になった場合、ナンパをしている側の心証は最悪です。
絶対にやっていけないのは、ナンパの途中で女性の体に触ることです。仲良くなったときのスキンシップなら良いのですが、相手が心を許していないときに手を触れると、「痴漢行為」となって社会的に抹殺される可能性があります。
また、ストリートでナンパをしていると、並行して歩きながら会話をするという状況は頻繁に発生するのですが、これは各都道府県の迷惑防止条例で禁止される「つきまとい行為」に該当する可能性があります。
「声掛け」は違法ではないのですが、法的なリスクはつきまとっていて、女性側が裁量で決まる場合もあります。女性が不快な思いをしないように最大限注意しましょう。
法的には問題なくとも、「私刑」のような形で、晒されるリスクも最近はあります。
海外では、ナンパしてきた男性と自撮りをしてInstagramに載せた女性が大きく話題になったことがありました。海外では嫌われるナンパのことを「ストハラ(ストリートハラスメント)」と呼ぶみたいです。
海外の例は自撮りですが、日本人は、ナンパしている人を撮ってSNSで晒すということをやりがちです。Twitterでナンパ行為を晒されたナンパ師もいます。
ナンパされた女性が撮って晒すというよりは、正義感に駆られた(あるいはやっかみか)周囲の男性が、ナンパ男を動画で撮って不特定多数に晒します。ナンパをする側としては悲しいことに、そのようなことが正当化される世情になってきているのです。
時代はどんどんナンパに対して厳しくなってきている
ナンパ師の文化は衰退し、怪しげなナンパ教習ビジネスが流行るようになりました。
ストリートがナンパ師の楽園だった時代は終わりつつあります。
新宿、渋谷、原宿など、ストリートナンパが流行った街は、今や浄化され、小学生でも普通に歩けるような場所になってきているのです。
規制が進み、誰もが他人に厳しくなり、路上はナンパにとってどんどん息苦しい場所になってきています。
女性もなんだかんだで出会いを求めていたので、ナンパという行為にも寛容だったのですが、そのような需要はネットの新しい出会いの場であるマッチングサービスに回収されるようになりました。
「道端で声をかける」という勇気を必要とせずにナンパ(マッチング)が行われるオンラインのマッチングサービスのおかげで、現実のナンパがどんどんあり得ないものになってきています。
環境やルールが整備されたが故に乱暴なことができなくなったと言えますが、男気に溢れた「ナンパ」の文化は滅びつつあるのです。
ネトナン(ネットナンパ)はどうなのか?
TwitterやInstagramなどSNSやウェブコミュニティで、本来出会いが目的でない場所で、異性にアプローチすることを「ネトナン(ネットナンパ)」といいます。
工夫次第で、ネットナンパには無限の可能性があります。内向的な人でも、魅力的な文章や写真で魅了できればモテるからです。リアルなナンパよりも彼女が作りやすいとも言えるでしょう。
ただし、アカウントをちゃんと作り込むのに非常に大きな手間がかかることと、路上ナンパのように数を打つのが難しいという欠点があります。
ネット民はやっかいな人も多いので、雑なアプローチをすると晒されてしまうリスクが高くなります。
有名アカウントであるほど出会いのチャンスは増えますが、そのぶん晒されてバカにされる危険性も多くなります。ネットで一定数の人気を得るとアンチが増えるので、出会い目的の活動は慎重を期す必要があります。
ネットナンパには、路上ナンパとはまた違った方向性で、大きな逆転のチャンスがありますが、インターネット上級者や、面白いコンテンツを提供できる才能がないと成功は覚束ないでしょう。
マッチングサービスとは?
オンラインで男女の出会いを求めるマッチングサービスは、間接的にナンパを衰退させた原因でもあります。
一昔前の「出会い系サイト」は地獄のような有様でしたが、近年のマッチングサービスは女性ユーザーの獲得に最も力を入れていて、とても真っ当なサービスになっています。
マッチングサービスのユーザー数はものすごい勢いで伸びていて、結婚するカップルの4人に1人がマッチングサービスでの出会いと、無縁化が進み出会いがなくなった時代のインフラになろうとしています。
女性誌には毎回のようにマッチングサービスの広告が掲載されていて、「いい出会いがない」から路上での声掛けにも好意的だった女性は、ほとんどそこに回収されてしまったように思います。
ナンパがやりづらくなった反面、マッチングサービスはむしろ万人に認められつつあるので、自由な出会いの場はむしろ広がったとも言えるかもしれません。
ほとんどのマッチングサービスは、いきなりメッセージを送る形式ではなく、まず相手に好意があることを示す「いいね」を送って、相手から「いいね」が帰ってきてから会話可能になります。そのため、プロフィール画像と紹介文に力を入れるのが攻略法の王道です。
ナンパのように反社会的な迷惑好意ではなく、晒されるリスクも一切なく、アプローチしても相手に不快な思いをさせないように作られているので、びっくりするほどまともな出会いの場です。ナンパで知り合ったとなると長期的な付き合いは難しいのですが、マッチングアプリなら結婚まで視野に入れた出会いができます。
一方で、マッチングサービスのデメリットとしては
- 敷居が低いぶんだけライバルの数が多い
- 月額料金(月ごとに3000円〜4000円)がかかる
が挙げられます。
当然ですが敷居が低いぶんだけライバルは多いです。また、出会いの価値に比べれば知れている価格ですが、それなりの月額料金が普通ならかかります。
マッチングサービスのメリットを言うなら、「トライ&エラー」と「PDCAサイクルを回せる」というナンパのメリットがそのまま当てはまるということです。一人の美女に対して多くの男性がアプローチするので、「断られるのが前提」の戦いです。その点で言えば、ナンパで鍛えたマインドはマッチングサービスにもかなり役立ちます。
ナンパは迷惑行為なのですが、それと同じようなことを、ルールで認められた形でマッチングサービスでは可能です。逆に言えば、「ナンパ」が一部の男性がやるものではななくなり、ほとんどの男性が「ナンパ」に近い形で異性にアプローチしなければならない、「総ナンパ社会」がマッチングサービスによってもたらされたとも言えるかもしれません。
一つの手段に固執するのはよくない
「路上ナンパ」、「ネットナンパ」、「マッチングサービス」のそれぞれの特徴を比較すると以下のようになります。(良い要素を☆で、悪い要素を★で表現。)
ストリートナンパ | ネットナンパ | マッチングサービス | |
女性のランク | ☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
手軽さ | ☆☆☆☆ | ☆ | ☆☆☆☆☆ |
トライ&エラーのしやすさ | ☆☆☆☆☆ | ☆ | ☆☆☆☆ |
一発逆転の可能性 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
必要な勇気 | ★★★★ | ★★★ | ★ |
ライバルとの競争率 | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
他人への迷惑度 | ★★★★★ | ★ | 無し |
犯罪になるリスク | ★★★★★ | ★★ | 無し |
晒し者にされるリスク | ★★★ | ★★★★★ | 無し |
いずれにしても、「これをやれば確実に美女を落とせる」という魔法のような方法は存在しません。
「これが最強の方法だ」というものはないので、悪質な教習ビジネスのようなものに騙されず、地に足をつけて努力することが大切です。
路上ナンパは夢のような方法ではなく、むしろ非効率でリスクが高いのですが、一度くらい勇気を出して声をかける経験をしておくと、自分の人生の糧になるかもしれません。一方で、ナンパをやりすぎると社会的が破壊されます。
近年の大きな流れとして、路上ナンパで行われていたことが、オンライン上のマッチングサービスに移っています。ナンパの方法論と共通しているところが多いので、いつかナンパをしてみたいと思っている人は、ノーリスクな初級編としてマッチングサービスをやってみるのも一つの手だと思います。
ナンパに近い形で経験人数を増やし男を磨きたい人は、「PCMAX(ピーシーマックス)」がおすすめです。いまだに地獄感のあるサービスですが、無料で登録できるので一度やってみて損はないです。
普通に彼女を作ったりする誠実系のアプローチがしたい人は、マッチングアプリ最大手の「Pairs(ペアーズ)」がおすすめです。ユーザー数が一番多いので、女性の登録者数も最も多く、無難な選択です。
また、マッチングサービスについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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