結婚相談所を使っていて、不満を感じることがあるかもしれません。
安くはないサービスですので、せっかく登録して高いお金も支払っているのに、ちゃんとやってくれていないとなると、怒りたくもなりますよね。
今回は、結婚相談所にクレームや苦情を言いたくなったときにどうすればいいのか、問題を解決するためにはどのような方法が考えられるのかを解説していきます。
結婚相手紹介サービスは「特定商取引法」の対象
まず最初に一番大切なことです。
「結婚相談所」などの結婚相手を紹介するサービスは、国が定めた「特定商取引法」の対象となっています。
そのため
- 契約書を交付し契約前には重要事項を確認してもらう
- 契約から8日間は、説明不要かつ無条件で申し込みの撤回または契約の解除ができる「クーリングオフ制度」が適用される
- 中途解約時に高額の(2万円を超えるような)解約料を請求しない
ことが定まっています。これは結婚相手を紹介する事業をする上で、絶対に守らなければいけないルールです。
もしこれを否定したりごまかそうとする業者があれば、国の決まりに反していることになります。
相談したくなったときはどうすればいいの?
結婚相談所を使っていて、何か納得のいけないトラブルがあったのだけど、どうすればいいのかわからないという場合があるかもしれません。
相手に対して怒りを感じても、弁護士を雇ったりするのはお金も時間もかかるので割に合いません。
そのようなときの選択肢の一つとして、「独立行政法人国民生活センター」への相談があります。
消費・生活に関するトラブルの相談を受け付けていて、「消費者ホットライン」や「お昼の消費生活相談」への案内がサイトに載っています。
いつでも電話が繋がるとは限りませんが、無料で相談に乗ってくれ、対処法を教えてくれます。
もし悪質な事例に直面してどうしようもなくなったときは、電話してみるのがいいでしょう。
悪質な結婚相談所を見抜くコツ
個人や少数で小じんまりやっている、地域の結婚相談所のようなサービスはまだたくさんあり、このようなところに意外といい出会いがある場合があるのも事実です。
一方で、悪質な業者に消費者が騙されることもあるようです。
大手や老舗の結婚相談所は、しっかりとしたサービス体系と相手を見つけるネットワークが整っているので、あまりトラブルはありません。
結婚仲介業自体が、会員から苦情を言われやすい事業なので、どこもかなり気を使ってやっています。
一方で、異性関係は人の欲望が絡むところなので、騙そうとする業者も騙される消費者もそれなりにいます。
基本的に、「絶対にうまく行く!」とか「確実に美人や年収の高い人と結婚できる」みたいな強気のことを言う業者は信用するべきではありません。
結婚は相手あってのものなので、「絶対」や「確実」はありません。根拠もなく成果を保証するようなところは、疑ってかかるべきでしょう。
結婚紹介関連の事業で特にトラブルが多いのは、国際結婚を仲介する業者です。アジア圏の若い嫁を貰おうとして騙される高齢男性が多いようです。例としては、「写真とまったく違う女性が来た」などです。
結婚や人生設計に関して、過剰や夢や欲望を抱くと、あまりろくなことにはなりません。
結婚相談所の職員さんは、甘いことを言う人よりも、厳しいことを言う人のほうが基本的に信用できます。
クレームは消費者が悪い場合も多い?
結婚相談所の職員は、ちゃんとした人であるほど厳しいことを言う傾向があります。
そのため、消費者が機嫌を損ねて、トラブルが発生する場合もあるようです。
消費者側の主張としては
- まともな人を紹介してくれない
- 高いお金を支払ったのに結婚できない
- 人格を否定されるようなことを言われた
というのが多いようです。
しかしこれは、職員が悪いのか消費者が悪いのかは、なかなか判断が難しい場合が多いのです。
「結婚相談所の料金はなぜこれほど高いのか?高額な理由とメリット・デメリットを解説」という記事に詳しく書きましたが、結婚相談所は、「客観的に釣り合う人同士がお見合いをする場」です。
職員さんが、客観的にスペックが釣り合っている、「条件の合う人」を探してきて紹介します。
不釣り合いなお見合いをセッティングすると、会員の一方は得をしますがもう一方は損をするので、基本的にやろうとしません。
そのため、結婚相談所では「人生が逆転するような出会い」は起こらないのです。
あまり夢が無いぶんだけ、成果はすぐに出ます。高学歴で年収の高い男性や、若い女性なら、すぐに良い条件の相手が決まるでしょう。
価値の釣り合う人同士で紹介されるので、人によっては、「自分の相手はこんなレベル!?」と思って、その怒りが結婚相談所やその職員さんに向かう場合もあります。
日本はクレーマーが非常に多い国であり、どんな場所にもクレームを付ける人は一定数います。
結婚相談所は、「結婚」という繊細かつ重要なものを扱っているだけに、クレームや苦情にも熱がこもりやすいのです。
現実を教えるのも結婚相談所の仕事
多くの人が、「結婚」というものに過度な幻想を抱いています。
- 年収が高いわけでもないのに20代女性との結婚を望む40代男性
- 条件に年収600円以上を求めている30代後半女性
など、明らかにおかしい望みを抱いている人も存在します。
結婚相談所としては、そのような人たちの条件に合う人を紹介できるわけではないので、なるべく婚活市場における客観的なスペックを教えるようにして、それがキッカケで衝突することも多いようです。
「結婚」に対する現実を教えることも、結婚相談所の仕事に含まれます。
人間は一筋縄ではいかないので、色々なトラブルが発生することも多いようです。
説明とまったく違うなど、明らかな詐欺のような行為に関しては、何らかの方法で対処すべきですが、一方で、自分の怒りが正当なものなのかを客観的しようとする意識も必要です。
気鬱かもしれませんが、結婚相談所の職員は、甘いことを言う人よりも厳しいことを言う人のほうが信用できます。事前に相談に行くときは、そこを意識してみるといいかもしれません。
信頼できるおすすめの結婚相談所に関しては、以下のランキング記事を参考にしてみてください。
Withという、スマホ、婚活アプリがある。当方はそこで「ゆきちむ」というハンドルネームの人間とライン形式で付き合いをしているつもりであったが、当初からいろいろな矛盾点を感じていた。その結果、ラインの相手は複数の人間、しかも、男? であることが判明した。なぜ分かったかは、明かすことはできない。
With という、アプリ・サイトには、絶対気をつけるよう、注意喚起する。