「恋愛力」を高めすぎても不幸。長く一緒にいれる人を見つけよう

今の世の中、わたしたちは「恋愛力」というものを重視しすぎています。

異性を獲得するためには「恋愛力」が必要不可欠になってしまっていますが、その「恋愛力」は、関係を長期的に続ける上では、むしろマイナスの効果をもたらしてしまうのです。

異性を獲得する能力と一緒に生活していく能力は別

立ちふるまいなどが洗練されている人は、当然異性にモテます。

女性誌、恋愛漫画など、女性向けのコンテンツを見ると、当然のように出てくる男性は女性心理に熟達したような立ちふるまいを身に着けています。

女性は、ガサツな男性よりも、手慣れた男性のほうを好みます。

しかし、その男性は一体どこで、女性をリードする「恋愛力」を身に着けたのでしょうか?

もちろん、たくさんの女性を相手にしたからこそ、それが上手になるのです。

むしろ、本当に性格が良く、恋人と長くやっていく能力を備えた男性は、そこまで「恋愛力」があるわけではありません。責任感を持って一人の女性を大切にしているので、他の女性に手を出すガールハントの能力なんて身につきようがないからです。

付き合ってからすぐに相手を切って、色んな人と遊んでいるような人は、たくさんのトライ&エラーを積み重ねて成長できるので、「恋愛力」がメキメキ向上していきます。

女性が憧れるような「恋愛力」のある男性は、付き合ったり結婚したりする上では最悪の男だったりする場合も多いです。

恋愛においての洗練された作法は負け組が考えだした悪習

恋愛において人を惹きつけるような条件は、昔はもっと単純だったのです。

着飾った服(高そうな服)を来ていればモテる、男気が溢れる風貌をしていればモテる、というレベルのシンプルさで、女性は男に惚れていました。

現代の男性は、昔の人では考えられないような、繊細なアプローチが求められています。もちろん、最初はそれができない男性も、色んな女性と付き合って慣れるほど上達していくのですが、「すぐに別れる最悪な男でないと練習を積む機会のないものをありがたがる」という、馬鹿みたいな風潮を、一体だれが作り出したのでしょうか?

男女関係は、生物学的に言えば、早めに結婚して子供を作った人の勝ちです。

高齢になっても独身で、ふらふら遊んでいるような人は、一生懸命華やかに見えるように頑張っていますが、実質は負け組です。

本当のところは、女性にしても男性にしても、「恋愛力」なんてものは求めていません。普通の人を普通に好きになれればそれで幸せになれる人が大半なのです。

いわゆる「キラキラ女子」みたいな、自分磨きをして「いいオンナ」になって、洗練された男性からオシャレなレストランで口説かれるべき、みたいな価値観は、他にやることのない負け組女子が作り上げた虚構です。これを信じたら不幸になります。

モテる男性についていった女性が浮気を嘆くのはおかしい

明らかに遊んでそうな男性は、女性側からすれば簡単に判断できます。

しかし、多くの人は、遊んでなさそうな人よりも、遊んでそうな人と一緒にいたほうが楽しいと思い、後者の男性に付いて行ってしまいます。

これ自体は別に何の問題もありません。ただ、それならば遊んだ後に捨てられたり連絡がつかなくなっても文句を言える筋合いはないはずです。

「モテる男の洗練されたふるまい」は、短期的な付き合いや浮気とワンセットです。みんなこれがわかってるはずなのに、なぜか後で文句を言うから不思議です。

スペックを見て結婚相手を決めるのは実は正しい!

婚活において、実はスペックだけを見て付き合うというのは、かなり正しいです。

人間それ自体に「良い悪い」というのはあんまりありません。あくまで相対的な特徴と傾向があるのです。

あまり気が利かず、一緒にいて楽しくないな、と思う人でも、裏を返せば浮気をしにくいということでもあります。

悪い部分があれば、良い部分もあるのです。

最高の「恋愛力」を持ちながらも浮気をしない良い夫、というのはフィクションの存在なので、ちゃんと現実を見ましょう。

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