多くの男女が出会いを必要としています。
最近は様々なマッチングサービスが充実し、流行してもいるので、ネットでの出会いがごく当たり前の選択肢になりました。
一方で、やはり「出会い系サイト」といったものは、「何か危ない目に会うのではないか」「詐欺なのではないか」「騙されてお金をたくさん請求されるのではないか」という不安が残ると思います。
2000年代に比べて、規制も厳しくなったし、アプリを出す場合はAppleの審査などが入るようにもなり、だいぶ健全化されました。
それでもなお、「詐欺まがいの出会い系サイト」は存在します!
騙される人がいなくならない限り、悪質な出会い系もなくならないのです。
そして、誰でも悪質と見抜けるものは淘汰され、ユーザーを騙す方法が洗練されてきています。
この記事は、どのような出会い系が悪質で、どのような出会い系が健全なのかを見抜く方法を、みなさまにお教えします。
悪質かどうかは料金システムを見れば一目瞭然
悪質な出会い系サイトを簡単に見抜く方法があります。
それは、「ユーザーの課金方法を見ること」です。
結論から書くと
- 完全無料 → 絶対にヤバい
- 従量課金 → サクラから金を搾り取られる
- 定額課金 → 大丈夫なやつ
となります。
現在の「出会い系」はレッドオーシャンであり、ユーザーを集めるには膨大な広告料を投資しなければいけません。
ちゃんとサービスとして動かすためには、エンジニアやデザイナーを雇う必要もあります。
最近はほとんどがスマートフォンユーザーなので、アプリも作らなければいけません。
つまり、出会い系を運営するというのは膨大なお金がかかるのです。
運営側は、それを使ってくれるユーザーからお金を貰わなければいけません。
サービスを運営する企業が、「真っ当なサービスを運営してお金をもらっている」のか、「ユーザーを騙してお金を搾り取っている」のかは、料金システムに注目すればだいたいわかります。
具体的にどういうことか説明していきます。
完全無料の出会い系サービス
ほとんどの出会い系は「女性無料」が多いですが、男性まで完全に無料で使えるサービスは、一番ヤバいやつです。
このようなサービスは、さすがに現在はあまり見ませんが、もし「男性も完全無料」を押し出した広告を見かけても、絶対に登録しないようにしましょう。
そのサービスを運営している人がどうやって「収益を得ている」かを少しでも考えるなら、登録するべきでないことがわかるはずです。
この場合の例外は、サービスが開始されたばかりのマッチングアプリなどです。
後で月額課金などの仕組みを導入する予定だけど、まずは人を集める必要があるので、サービス開始から数ヶ月は無料で使えるサービスが多いです。
もしくは、シンプルな機能しかない掲示板で、広告費で運営している場合も、完全無料で使える場合があります。(「スカイプちゃんねる」などが一例です。)
従量課金の出会い系サービス
現在、最も多くのユーザーが騙されやすいのが、この「従量課金」のマッチングサービスです。
マッチングサービスには、「定額課金」と「従量課金」の二つがあります。
「定額課金」は、月額で支払う料金が決まっていて、一定の金額を支払えばメッセージし放題というタイプです。
「従量課金」は、メッセージをするたびに課金が必要になる仕組みです。
「定額課金」の場合、サクラを導入するメリットがほとんどないのに対して、「従量課金」は、サクラを使うのが前提の収益システムになっています。
そもそもサクラとは?
「サクラ」は、運営側が用意した、偽のユーザーのことです。
出会い系サイトをレビューしている他のメディアなどを見ると、どうやら「サクラ」と「業者」を混同している方が多いようです。
「業者」は、サービスを運営する側とは関係なく、自分たちの利益のために、正規とは違った使い方をする人達のことです。
「サクラ」は、サービスを運営する側が雇って、ユーザーから収益をあげようとする仕事のことを言います。
ユーザーを騙す悪質な出会い系は、この「サクラ」を雇っているサイトのことです。
悪質な出会い系サイトのビジネスモデル
2000年代から存在した悪質な出会い系のやり口を紹介します。
- 「綺麗な女性と出会える」と煽って男性を登録させる
- 登録した男性にサクラがメッセージを送る
- 男性はサクラとメッセージを続けるために課金し続ける
- サービス運営側が儲かる
という流れになっています。
このような仕組みのサイトは、少なくなっては来てはいますが、まだ存在します。
儲かるがゆえに広告を打てる
実は、そういう悪質サイトほど、インターネットのレビューで絶賛されています。
なぜなら、「アフィリエイト」という仕組みで、ブログやメディアからそのサービスにユーザーを導入すれば、書いた側に成果報酬が入る広告をたくさん打っているからです。
よって、悪い方法で儲けているところほど、出会い系評価サイトでの評価が高いという構造が見られるのです。
完全に悪質とは言い切れないのが難しいところ
日本のほとんどのマッチングサービスは、女性は無料で利用できて、男性から利用料をとる、という仕組みになっています。
よって、女性誌などに広告を打って、女性ユーザーを呼んでくる必要があるのです。
サクラを使って儲けている出会い系サイトも、(不当に手に入れた資金力で)女性誌にかなり広告を打っています。
実際に、少なくない数の女性ユーザーもいて、完全に悪質とも言えないのが難しいところなのです。
しかしそのようなサービスは、不倫や遊びなど、男性の欲望にフォーカスしているところが大半で、「真っ当な出会い」を求めるのであれば、もっと健全なアプリを選びましょう。
健全にやっているのは定額課金制
真面目にやっている「出会い系サイト」は、ごく普通の女性ユーザーと男性ユーザーを集めて、オンラインマッチングができる場所を提供します。
恋愛市場では、女性のほうが男性よりも強い立場にあるので、女性は無料で男性が有料です。
これはほとんどどこも変わりません。(結婚が全面に意識されているサービスは女性も有料。)
健全なサービスの収益システムは
- 登録は無料
- 女性のプロフィールを見るのも無料
- メッセージをするのは有料
- しかし、メッセージするたびに課金ではなく、一定量の月額課金
となっています。
女性のプロフィールを見ること自体にお金が必要だったり、たくさんメッセージをするほどお金がかかる仕組みは、運営がサクラをしていると疑ったほうがいいです。
ちなみに、当サイトでは、定額課金のマッチングアプリのおすすめを紹介する記事も執筆しています。
真面目なサイトのみの紹介です。
よかったら参考にしてみてください。
結論:悪質出会い系に騙されないための簡単なポイント
一言で言えばこうです。
メッセージするたびにお金が必要なサービスは避けよう!
簡単ですよね。
これだけを頭に入れておけば、サクラに騙されて架空の女性と話すために数十万も課金してしまう……みたいなことはなくなるはずです。
(まあ、これだけ言っても騙される人が多いからこそ、悪質な出会い系が世にはびこるわけですが。)
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