「クリスマスケーキ理論」というものをご存知でしょうか?
女性の婚期をクリスマスケーキに喩えたもので、人によっては非常に腹立たしいものだと思います。
今回はその「クリスマスケーキ理論」についての話です。
クリスマスケーキ理論とは?
昔は、「女性の賞味期限はクリスマスケーキと同じ」という暴言がまかり通っていましたし、女性のほうもそれを信じていました。
女性の年齢を、12月24日に買われるクリスマスケーキに喩えています。
23日以前
クリスマスイブの前ですが、当日になる前から、ケーキを予約しておく人もいます。
大事なケーキ(女性)であるほど、イブの前日から、しっかり予約されている場合が多いようです。
24日
もっとも多くの人が、イブの夜にクリスマスケーキを食べます。(結婚します。)
25日
イブではなく、クリスマス当日にケーキを食べる人もたくさんいるでしょう。
25歳までに結婚できればセーフで、何も気がとがめることはありません。
26日
街には婚期を逃して売れ残ったクリスマスケーキが安売りで並びます。
27日
クリスマスの日にちから離れるたびに、どんどん価格が割引きされていきます。
28日
正規の価格ではクリスマスケーキを買えない男性が、安く買いたい節約志向の男性が、ひょっとしたら買ってくれるかもしれません。
29日以降
そろそろ「消費期限」が心配になって来る頃です。廃棄されてしまう可能性も……。
とまあ、こういう形の、非常に女性軽視な考え方なのですが、今の価値観に親しんだ方々からすれば、これが間違いであることはすぐにわかりますよね?
クリスマスケーキ理論の間違い
男女の結婚年齢は、年々高い方向に推移していて、現在は、男性が平均で31歳、女性が30歳となっています。
つまり、今の普通の女性は30歳で結婚しているのです。
クリスマスケーキ理論自体が、バブル期の下品な風潮の中で囁かれてということもあってか、少なくとも現代の実態と乖離していることは確かなようです。
また、もしこれが実態に即していたとしても、常識的な感覚を持っていれば、女性をクリスマスケーキに喩えるのは失礼でしょう。
「クリスマスケーキ理論」の後続、「年越しそば理論」や「おせち料理理論」!?

晩婚化が進み、クリスマスケーキ理論が実態にそぐわなくなったことから、次の理論が登場してきているようですね。
31歳までは食べれる「年越しそば理論」。
新年を迎えてもまだまだイケる「おせち料理理論」などです。
しかしこれも、女性を賞味期限のある食べ物に喩えている点では、それほど「クリスマスケーキ理論」と大差ないようにも思えます。
クリスマスケーキ理論の親切さ

しかし、ある意味で「クリスマスケーキ理論」にも、親切と言える側面があったのかもしれません。
子供を埋める年齢は、個人差はあるものの、どうしても年齢的なリミットが存在してしまうことは確かです。
そのような時に、「女性はいつまでも子供を埋める」というのは、聞こえはいいし、女性たちからは賞賛されるかもしれませんが、それを信じ切ってしまった人が不幸にならないとは限りません。
「期限がないと、あるいは期限を明確に示されないと、なかなか何かを成し遂げることができない」という特性を人間は持っています。
宿題にしても、試験にしても、提出物にしても締め切りにしても、期限があって、それに急かされるからこそ私達は力を発揮できるのです!
30を超えると、年齢を重ねれば重ねるほど、結婚が難しくなっていきます。ましてや子供を作るとなると、年齢的なタイムリミットも迫ってきます。
25歳までに結婚するように急き立てるような「クリスマスケーキ理論」は、もちろん今では否定されるべき考え方なのですが、尻に火をつけてくれるという意味で、女性にとって親切な側面も持っていたのかもしれません。
短期的な都合のいい嘘に踊らされていただけでしょう。
また、25歳がリミット、と思う男は増えてきてますよ
女性同士で結婚するのなら女性に都合のいい基準でごまかすのもいいかもしれませんね
こどもが欲しくない、作らないだったら30歳過ぎてでも良いでしょう。
出産適齢期から判断すると25歳くらいまでがと考えるのが良いかと。
(女性の場合、排卵の都合上10代がピークなので)
結婚の年齢層が上にあがってきたのは、単純に若いときに仕事をして結婚できないのが増えたのと社会全体の収入格差が昔に比べて大きくなったことが原因では。
(女性の社会進出という名の低所得層が増えたのも一因)
こどもが欲しいなら30歳過ぎた相手と結婚するのは高齢出産のデメリットがつきまとうので、女性側だけに都合の良い解釈はしないほうが良いかなと思われます。
そうだよ