「お見合い結婚」は廃れてしまったのか、今の「結婚相談所」との違いはどこ?

 

かつての日本では、「お見合い結婚」は当たり前のものでした。

「見合い」とは、結婚を規模する男性と女性が、第三者の仲介によって対面することです。

だんだんとお互いに好きになっていく……のではなく、他の人に用意された場所で、男と女が「見合い」ます。

紹介する第三者は、「世話人」や「仲人」と呼ばれ、そういうのが好きな「世話焼きおばちゃん」が積極的にやっていた場合が多いようですね。

昔のお見合いはどんな感じだったのか?

「恋愛結婚」の件数が「お見合い結婚」を上回ったのは1968年です。それまでは、お互いに好きになった人同士が結婚するよりも、お見合いで結婚していた人のほうが多かったのです。

1968年以後も、地方では「お見合い」が当たり前だったし、多くの人が「お見合い」を当たり前のものだと思ってきました。

かつての「お見合い」は、男性主体で、女性にあまり選択肢がありませんでした

「妻合(めあ)わす」が「見合い」の言葉の由来で、主に女性の家で見合いが行われ、男性が気にいるかどうかで決められていました。

しかし、そのような男尊女卑な形式のお見合いはだんだん廃れていき、時代が進むにつれ、両者の合意によって結婚が決まるような形になっていきました

ただ、実際には男性主体で行われるお見合いも、その前段階で女性側の親が「この男で大丈夫なのか」あらかじめ判断していたので、男性であれば女性を選べるというわけではまったくありませんでした

女性側の意思よりも、周りに認められることが重要だったのです。

「お見合い」の本質は、その二人で釣り合うのか、結婚しても大丈夫なのかを、周囲の人に判断してもらうことでした。

ようするに、「第三者の目」があったのです。

周囲の人が、「この二人なら釣り合うだろう」と客観的に判断して出会うので、気の進まないお見合いはあったかもしれないけど、そこまで非対称な男女が無理やりくっつけられるというわけでもなかったのです

なぜお見合いは上手くいっていたのか?

実は、お見合い結婚の離婚率は10%で、恋愛結婚の離婚率は40%と、お見合いでの結婚は恋愛結婚よりもずっと離婚率が低いのです。

お互いに好きになって愛を誓い合ったはずの者同士がすぐに離婚し、周囲からくっつけられた者同士が長く結婚生活を続けるのは、何かおかしい気もしますが、人間とはそのようなものなのでしょう。

二人の男女が長い間一緒に暮らしていくには、「情熱」や「理想」よりも、「諦め」や「思いやり」が必要なのかもしれません

恋愛のドキドキで盲目になっているときに結婚した男女よりも、冷静な第三者の判断も通してやっていけると判断された男女のほうが長く続くのは、よく考えたら当たり前のことなのかもしれません。

長く一緒に暮らしていくうちに、お互いの美徳を少しずつ発見していったりなど、愛情のピークが来ないうちから一緒に住めるというのもいいですね

愛が完成した状態から同性すると、相手の悪いところが目について、だんだんと嫌いになっていくのに対して、緊張感を持ったまま付き合うと、どんどん打ち解けて、長いペースで付き合える愛情が育まれていったりすることもありそうです。

現在は恋愛結婚が当たり前になってしまいましたが、「結婚相談所」を使う人がにわかに増えだし、「お見合い」を望む人が少なくないことがわかってきました

恋愛結婚が難しいのであれば、お見合い結婚をすればいいのです。結婚した後のことに限って言えば、「お見合い結婚」のほうがずっと上手く行く確率が高いのですから

昔の「お見合い」と今の「結婚相談所」の違いは

とは言っても、昔の「お見合い」と「結婚相談所」とは違う部分もあります。

それは、「あくまで個人で登録するサービス」であるということです。

かつての「お見合い」は、「家」が非常に重要な役割を持っていました。子供同士の結婚は、家同士の結びつきでもあったからです。

だからこそ、周囲は必死になって若者の「結婚の場」を整えようとしていたのです。

今はもちろんそんなことはありません。

「お見合い」と言っても、あくまで個人同士が、お金を払い、コンサルタントさんに場を整えてもらって、見合いの場を整えてもらうのです。

結婚相談所に務める仲人(コンサルタント)さんは、プロではありますが、あなたの利害関係者ではありません。

親や親戚は、家の将来のこともありますから、あの手この手で「まともなお見合い」を用意しようとします。その必死さが、「お見合い結婚」を上手くいかせていた理由でもありました

結婚相談所のコンサルタントさんは、親切で仕事熱心な方がほとんどだと思いますが、だからと言って家族のように真摯になってくれるわけではありません。

ちなみに、結婚相談所の攻略法の一つは、コンサルタントさんと仲良くなって、なるべく「この人にいい相手を紹介したい」と思わせることです。

そうしたほうが、自分にとって良い相手に出会える確率はずっと上がるでしょう。

コンサルタントさんも、仕事でやっているとはいえ人間ですから、自分が好きな相手には頑張ってサービスしたいと思うはずです。

結論

結論になりますが、昔の「お見合い」は「家」が重要だったけど、現在の「結婚相談所」はあくまで「個人」同士のものだというところが違います。

結局のところ何が言いたかったというと、昔の「お見合い」のような感覚で「結婚相談所」を使うのは、あまり良い考え方ではないということです

これは現代故の難しさではありますが、どうしても「自分で考える」「自分で選ぶ」ということが必要になります。

親や親戚や周りの人が、第三者視点で自分にピッタリの相手を見つけてくれる「お見合い」はすでに滅びました

「お見合い」の形式をとっているサービスを使うにしても、この時代に生きている以上、「自分で判断する」ことは避けられないのです

当サイトには、「結婚相談所」の優良サービスなどを紹介している記事もあるので、よかったら参考にしてみてください。

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