「自由恋愛」が困難な時代に、これからの男女のあり方を考える

 

人生に「自由恋愛」は必要なのか?

これが難しくなっているのが、この時代の特徴です。

しかし、「生殖活動」は必須でしょう。子供を産み、次世代を育てることができなければ、生物は滅びてしまうからです。

そのために、「自由恋愛」は危機にさらされています。

未婚率の上昇と少子化

2017年に発表された「生涯未婚率」は、男性の23%、女性の14%が「未婚」という結果でした。
「生涯未婚率」は、50歳の時点で一度も結婚したことのない人の割合を算出するので、データは現実に20年ほど遅れて表れます。

実質的な数値は、これよりもずっと酷く、人口の3分の1以上、下手をしたら半分が、結婚できずに人生を終えてしまう可能性があります。

そもそも、逆に考えて、なぜ昔の人はみんな結婚できていたのでしょうか?

かつては、親が決めた相手や、周囲の強い圧力によって、強いられるような形で結婚が決まっていたのです。

一応は、いろいろな不幸や地獄があったものの、なんとかなってはいました。人間には、適当に決められた相手とでも、なんとかなってしまう能力が備わっているものなのです。

「自由恋愛」が一般的なものになると、もう「周囲からの圧力によって結婚しなければならない」という状況はなくなってしまいます。

そうなると、未婚率が増え少子化が進むのは必然です。

「自由恋愛」が困難に突き当たる時代

ここで、欧米の状況を例に考えてみましょう。

「近代的な人権意識」と「自由恋愛」は、ほとんどセットになっています。

お互いがお互いを、自由な意志を持つ人間であると認めるところから、「近代」が始まりました。
それは、共同体の圧力によって婚姻と出産をうながす「前近代」からの脱出でもあります。

一方で、移民などに積極的なヨーロッパ諸国では、「近代的な自由」とそれ以前の制度との対立が起こっています。

「自由」が根付いた先進国では、ほぼ例外なく未婚率の増加と少子化が進んでいます。
一方で、イスラム教徒など、女性の自由を制限する集団は、出生率が高く、次世代の人数に差が付いていきます。

「自由」であるほど、次世代に子孫を残すのが難しくなり、「不自由」であるほど、多くの子供が生まれます。

ここから生じる問題は、人種的なものや宗教的なものが複雑に絡み合っていますが、「自由」が危機に立たされている意識は、今の時代に共通しているものでしょう。

多くのサブカルチャーや文学で、そのような問題が主題として扱われているし、トランプ大統領の誕生なども、象徴的な事件の一つかもしれません。

「自由でなくなること」は可能なのか?

そういった状況で、「自由でなくすこと」を提唱する人もまた、大勢います。(女性は仕事なんてせずに家庭に入って子供を産め、など。)

しかし、当メディアは、そのような意見には断固として反対します。

人間の意識が変化し、仕事の内容なども高度化している現在、そのような過去の枠組みでやっていこうとするのは、現実を見ない妄想に過ぎません。

「自由」である私達は、その直面している困難を認めた上で、その先を考えなければならないのです。

私達は、そのためのメディアとして、この「恋愛シンポジウム」を立ち上げました。

難しい時代に、そこから目をそむけることができない人のために、当メディアが何らかのお役にたてれば幸いです。

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